コロニアル屋根の塗装費用はいくら?見積もりの内訳と相場を紹介

コロニアル屋根の塗装

「うちのコロニアル屋根、そろそろ塗装しないと…でも費用ってどれくらいかかるの?」

そんな疑問をお持ちの方に向けて、本記事ではコロニアル屋根の塗装にかかる費用の相場や、見積もりの内訳を詳しく解説します。

また、安く抑えるためのポイントや、塗装ができないケース、火災保険の活用例など、屋根塗装を検討中の方に役立つ情報を専門業者の視点からわかりやすくまとめました。

目次

コロニアル屋根とは?塗装が必要な理由

コロニアル屋根とは、セメントに繊維素材(以前はアスベスト、現在は人工繊維など)を混ぜて薄く成形したスレート系の屋根材です。

軽量で加工がしやすく、耐震性にも優れていることから、1970年代以降の戸建住宅を中心に広く普及しています。

「コロニアル」や「カラーベスト」といった呼び名は、メーカーの商品名が由来ですが、現在ではスレート屋根の総称として一般的に使われることもあります。

● なぜ塗装が必要なのか?

コロニアル屋根の表面は塗装によって防水性を維持しています。しかし、紫外線や風雨にさらされ続けることで、塗膜は徐々に劣化していきます。

塗膜が劣化すると、屋根材が水分を吸いやすくなり、以下のようなトラブルにつながります。

  • 表面にカビやコケが生える
  • 冬場の凍結によりひび割れや剥がれが起きる
  • 屋根材が割れて雨漏りの原因になる

● 塗装の適切なタイミングは?

コロニアル屋根は、10~15年ごとの塗装メンテナンスが推奨されています。

見た目ではわかりづらい劣化も多いため、早めの点検・塗装を行うことで、屋根材の寿命を延ばし、大規模な補修を避けることができます。

塗装を怠るとカバー工法や葺き替えが必要になるケースもあり、かえって費用がかさむ可能性があるため注意が必要です。


コロニアル屋根の塗装費用の相場

コロニアル屋根の塗装費用は、使用する塗料や屋根の面積、劣化の程度によって異なりますが、おおよその相場は以下の通りです。

屋根の広さ(目安)一般的な塗装費用の相場(税込)
約60㎡(小規模)約20万~35万円
約80㎡(中規模)約25万~45万円
約100㎡(一般住宅)約30万~55万円
約120㎡以上(大きめ)約40万~70万円

※足場代を含めると+10万~20万円かかる場合があります。


コロニアル屋根の塗装見積もり|内訳を項目別に解説

黒ずみ、色褪せは劣化のサイン

塗装の見積書は一見するとわかりにくいもの。ここでは、一般的なコロニアル屋根塗装の見積もり項目を詳しく見ていきましょう。

● 仮設足場費用(10万~20万円)

高所作業を安全に行うために必須の足場。塗装だけでなく、高圧洗浄や下地補修のためにも必要です。

● 高圧洗浄費用(1万5,000円~3万円)

屋根表面の汚れ・藻・カビを除去する作業。これを丁寧に行うことで、塗料の密着性が大きく向上します。

● 下地処理・補修費(1万~5万円程度)

ひび割れや欠けた部分の補修、棟板金の釘浮きなどが対象。屋根の劣化具合によって費用が変動します。

● 塗料代・材料費(1㎡あたり1,000~2,500円)

使用する塗料のグレードによって金額が大きく変わります。以下に詳しく比較します。

● 塗装工事費(人件費込み)

下塗り・中塗り・上塗りの3工程で仕上げるのが基本。養生や道具代もここに含まれます。


コロニアル屋根に使われる塗料とグレード別費用

塗料にはグレードがあり、耐用年数と価格に違いがあります。

塗料の種類耐用年数㎡単価(税込)特徴
ウレタン塗料約8~10年1,500~2,000円安価だが耐久性はやや劣る
シリコン塗料約10~15年1,800~2,500円コスパがよく人気
フッ素塗料約15~20年2,800~4,000円高耐久・高価格
無機系塗料20年以上3,500~5,000円耐候性・防カビ・長寿命

コロニアル屋根の塗装ができないケースとは?

築年数が進み、屋根材自体が割れていたり、アスベストを含む古いタイプのコロニアル屋根の場合、塗装では対応できないことがあります。

以下のような場合は、屋根カバー工法や葺き替え工事を検討しましょう。

● スレートが欠けて多数割れている

屋根全体にわたってひび割れや欠けが見られる場合、塗装しても塗料が均一に乗らず、防水効果が得られにくくなります。

● 手で触るとポロポロと崩れる(素地が劣化)

屋根材の表面を軽く触っただけで粉状に崩れるような場合、塗装しても下地が安定せず、数年で剥がれてしまう恐れがあります。

● 施工から20年以上経過し、前回塗装からも10年以上経過している

長期間メンテナンスがされていない屋根は、塗膜の劣化だけでなく屋根材自体の耐久性も著しく低下していることが多く、再塗装では寿命を延ばしきれない可能性があります。


コロニアル屋根の塗装費用を抑えるポイント

● 外壁塗装と一緒に依頼する

屋根塗装と外壁塗装を同時に行うことで、足場代を一度で済ませることが可能です。

足場の設置・撤去費用は10万~20万円が相場のため、これを2回分支払う必要がなくなれば、総費用を大きく抑えられます。

✅【節約例】
・屋根塗装+外壁塗装を別々で行う:足場代が2回=最大40万円
・まとめて実施:足場代は1回で済む=最大20万円節約

● 相見積もりを取る

複数の業者に見積もりを依頼することで、価格や内容の比較が可能になります。

あまりに高い業者や逆に極端に安い業者を見極める材料にもなり、適正価格で信頼できる施工業者を選びやすくなります。

✔ ポイント:見積書の内容(塗料の種類、工程、補修の有無)も比較しましょう。単純な「総額比較」だけでは不十分です。

● 助成金制度を活用する

自治体によっては、省エネ住宅の促進や住宅リフォーム推進のために、外壁・屋根の塗装に対して助成金(補助金)制度を設けている場合があります。

  • 大阪府や各市区町村では「住宅リフォーム補助」などが活用できるケースも
  • 条件として「地元業者の利用」「事前申請」「工事内容の審査」などがある場合が多い

⚠️ 注意:助成金制度は予算に達し次第終了することがあるため、必ず事前に市町村の公式サイトや施工業者に確認を!


火災保険が使えるケースもある?

コロニアル屋根の塗装自体は「経年劣化」とみなされるため、火災保険の補償対象にはなりません。

しかし、自然災害による屋根の破損や劣化が原因で塗装が必要になった場合には、火災保険が適用されるケースがあります。

● 適用される主な災害例

  • 台風や暴風による屋根材の飛散・めくれ
  • 落下物(飛来物)による破損
  • 雪害・雹(ひょう)などの自然災害
  • 強風で棟板金が外れる、浮くなどの被害

こうした災害によって屋根に不具合が発生し、それに伴って補修・塗装が必要となった場合には、火災保険の「風災補償」や「雪災補償」などが適用されます。

● 火災保険申請のポイント

  • 被害発生から時間をあけないこと
    災害発生から3年以内が申請期限となっている保険が多いため、早めの申請が必要です。
  • 被害箇所の写真をしっかり撮る
    破損状況がわかる写真(屋根材の割れ、棟板金の浮き、雨漏り箇所など)を撮影しておくと、保険会社への説明がスムーズになります。
  • 信頼できる業者に調査・見積もりを依頼する
    火災保険の申請には、「被害の根拠となる報告書」と「補修費用の見積書」が必要です。保険対応に慣れた業者に依頼することで、保険申請から工事まで安心して任せられます。

● 対象となるのは“破損箇所の修繕”

火災保険で補償されるのは「被害箇所の原状回復」に限られます。

つまり、災害によって傷んだ部分の修繕費用に限られ、全面塗装などは全額が出るとは限りません。

破損箇所の補修の際に一部でも足場を設置する必要がある場合は、全体塗装の費用負担を抑えられるメリットもあります。

● 火災保険が使える主なケース

  • 台風や暴風によって瓦やスレートがめくれた、破損した
  • 落下物(飛来物)で屋根材に傷や穴が開いた
  • 雨漏りが風災の影響で発生した

これらの被害を放置すると、下地や垂木が腐食してしまい、余計な出費が増えることもあるため、早期の点検と申請が重要です。

● 火災保険申請の流れ

  • 被害箇所の写真を撮影(破損した屋根材・室内のシミなど)
  • 保険会社または代理店に連絡して申請の意向を伝える
  • 工事業者に見積書と現況報告書を作成してもらう
  • 保険会社へ必要書類を提出
  • 審査のうえ、保険金が支払われる(現地調査が行われる場合も)

● 注意点とポイント

  • 経年劣化やメンテナンス不足が原因の場合は、保険が適用されません
  • 工事前に申請を行う必要があるため、「工事後の申請」は原則NG
  • 保険対応に慣れているリフォーム業者に依頼するとスムーズに進みます

「自然災害が原因かどうかわからない」という方でも、まずは屋根の専門業者に無料点検を依頼し、火災保険の適用可能性について相談することをおすすめします


まとめ|コロニアル屋根の塗装費用は“適切なメンテナンス”のための投資

コロニアル屋根は、定期的な塗装によって寿命を大きく延ばすことができます。

  • 一般的な塗装費用は30万〜50万円前後(足場含まず)
  • 塗料や劣化状況によって費用は上下する
  • 定期的な塗装と下地補修で雨漏りや大規模修繕を予防できる

「今、塗装すべきか?」と悩んでいる方は、まずは信頼できる専門業者に無料点検と見積もりを依頼することから始めましょう。

早めのメンテナンスが、住まいと家計を守る大切な一歩です。

コロニアル屋根の塗装、メンテナンスも私たちにお任せください!

松本和也

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